きょうはれきしのおべんきょう♪
2004年2月29日昨日に引き続き歴史ネタを少々。
皆さんは斬馬刀という武器をご存じでしょうか?
某明治を舞台にした剣客漫画を呼んだことのある方なら分かると思います。
因みにあの刀は実在していました。
本当に大きさはあのぐらいで、全長180〜300cm。重さは2,5〜8,0kgぐらいだったそうです。
主に使われたのは1300〜1500年ごろ(南北朝〜安土ぐらい?)。歩兵が馬を斬るために使われた刀で、自分の身長よりもかなり大きく、扱うには相当な力が必要だったようです。お祭りとかで見かけますが、成人男性が野太刀(これは普通の刀)を振るうだけでもかなり辛いらしいですから、今のスポーツ選手でもけっこう大変だと思います。この刀は「切る」というよりも「叩き潰す」というような感じで用いられました。が、この刀を使うことは禁忌とされていたようなのです。今からその理由を説明します。
軍馬という物は有効な攻撃手段がない限りは正に無敵の強さを誇っていました。相手の攻撃は届かないし、体当たりをするだけでも人が倒れるのですからね。実際には乗っている人が槍を振り回したりするものですから余計タチが悪いです。しかし、この軍馬は人が扱えるように育てるにはかなりの労力と費用がかかったようで、とても貴重なものでした。(へたな人間よりもずっと大事にされていたようです)そして、戦場はその貴重な軍馬を合法的に奪うことの出来る絶好の機会だったわけです。このルールは古今東西どこでも同じだったようで、西洋で馬を傷付けるための武器は作られてないはずです。(間違ってるかもしれませんが)
因みにこの斬馬刀、直接馬に斬りつけるワケではありません。走っている馬にそんなことをしたら腕が折れてしまいますからね。ではどうやっていたのかというと、馬の足を狙って斬りつけていたのです。足は馬の命。今でも競馬の世界では足を折った馬は処分されいたりするらしいですから、その足が使えないとなれば馬に価値は無くなってしまう訳ですね。そうやって馬を倒し、落馬した武士を討つ。そんな風にしていたと思われます。
こういった武器の歴史を調べるということは人間の歴史を調べるということと重なる部分が多いです。人類の歴史=戦争の歴史。という図式がなりたってしまうのでしょうか?ちょっとかなしいですね。
皆さんは斬馬刀という武器をご存じでしょうか?
某明治を舞台にした剣客漫画を呼んだことのある方なら分かると思います。
因みにあの刀は実在していました。
本当に大きさはあのぐらいで、全長180〜300cm。重さは2,5〜8,0kgぐらいだったそうです。
主に使われたのは1300〜1500年ごろ(南北朝〜安土ぐらい?)。歩兵が馬を斬るために使われた刀で、自分の身長よりもかなり大きく、扱うには相当な力が必要だったようです。お祭りとかで見かけますが、成人男性が野太刀(これは普通の刀)を振るうだけでもかなり辛いらしいですから、今のスポーツ選手でもけっこう大変だと思います。この刀は「切る」というよりも「叩き潰す」というような感じで用いられました。が、この刀を使うことは禁忌とされていたようなのです。今からその理由を説明します。
軍馬という物は有効な攻撃手段がない限りは正に無敵の強さを誇っていました。相手の攻撃は届かないし、体当たりをするだけでも人が倒れるのですからね。実際には乗っている人が槍を振り回したりするものですから余計タチが悪いです。しかし、この軍馬は人が扱えるように育てるにはかなりの労力と費用がかかったようで、とても貴重なものでした。(へたな人間よりもずっと大事にされていたようです)そして、戦場はその貴重な軍馬を合法的に奪うことの出来る絶好の機会だったわけです。このルールは古今東西どこでも同じだったようで、西洋で馬を傷付けるための武器は作られてないはずです。(間違ってるかもしれませんが)
因みにこの斬馬刀、直接馬に斬りつけるワケではありません。走っている馬にそんなことをしたら腕が折れてしまいますからね。ではどうやっていたのかというと、馬の足を狙って斬りつけていたのです。足は馬の命。今でも競馬の世界では足を折った馬は処分されいたりするらしいですから、その足が使えないとなれば馬に価値は無くなってしまう訳ですね。そうやって馬を倒し、落馬した武士を討つ。そんな風にしていたと思われます。
こういった武器の歴史を調べるということは人間の歴史を調べるということと重なる部分が多いです。人類の歴史=戦争の歴史。という図式がなりたってしまうのでしょうか?ちょっとかなしいですね。
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